いつでもおなじみの商品が揃っていて便利なコンビニエンスストアーですが、日頃からぼや~と日々を過ごし、気がつくとまたコンビニが変わっている。
この前まであったサンクスに突如、ファミマの商品が並べられ、かと思ったら、結局看板から「ファミマ」に改装したり、スリーエフが撤退した!と思ったら看板が「ローソン+スリーエフ」となったり、サークルKにもファミマ商品で溢れていたり。
まあ、皆さんそんなのとっくに知ってるよ!って方も多いかとは思いますが、私のように普段、せま~い行動範囲で過ごしているとついて行けなくなります、ほんとに。
というわけで、今回は細かい話は抜きにざっくりと、今の大手コンビニエンスストアの関係を、簡単にまとめてみようと思います。
過去のコンビニ店
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- サンクス
- サークルK
- スリーエフ
- am/pm
- ミニストップ
- サンチェーン
- サンエブリー・デイリーヤマザキ
セブンイレブン
1974年 第1号店 東京「豊洲店」に開店
ローソン
1975年 第1号店 大阪府豊中市に「桜塚店」開店
ファミリーマート
1978年 第1号店 千葉県船橋市に「大閣三山店」開店
サンクス
1980年 第1号店 宮城県仙台市に「八幡店」開店
サークルK
1980年 第1号店 愛知県名古屋市に「島田店」開店
スリーエフ
1979年 第1号店 神奈川県横浜市磯子区に「栗木店」開店
am/pm
1989年 第1号店 神奈川県横浜市港北区に「日吉本町店」開店
ミニストップ
1980年 第1号店 神奈川県横浜市港北区に「大倉山店(現在閉店)」開店
サンチェーン
1976年 第1号店として、東京都の駒込店・町屋店・富士見台店の3つの店舗で同時開店
1980年にローソンと業務提携(ダイエーグループに参加)
1989年にローソンと合併
サンエブリー・デイリーヤマザキ
1977年 (昭和52年)5月 サンエブリー 「雑司が谷店」(東京都豊島区)が開店
1978年(昭和53年)5月 ヤマザキデイリーストアー「軍司店」(東京都板橋区)が開店。
1982年(昭和57年)1月 山崎製パン株式会社の営業部門、デイリー事業部と株式会社サンエブリーの業務を統合し、株式会社サンショップヤマザキを発足。
この間各社、紆余曲折ありながらも
現在のコンビニ店の関係
- セブンイレブン
- ローソン・スリーエフ(サンチェーン、スリーエフ)
- ファミリーマート(サークルK、サンクス、am/pm)
- ミニストップ
- デイリーヤマザキ・ニューヤマザキデイリーストア(ヤマザキデイリーストア)・ヤマザキショップ(山崎製パンによるの3ブランド体制)
このように合体。
以下に簡単に解説。
セブンイレブン
セブンイレブンはもともとイトーヨーカ堂の子会社、旧「ヨークセブン」(現セブンイレブンジャパン)がはじめ、基本的にそのままの形態。
ローソン・スリーエフ
ダイエーの子会社のしてはじまり、今では三菱商事が筆頭株主であるローソンは別ブランドだった「サンチェーン」と合併、統合。
その後スリーエフと資本業務提携し、2016年、スリーエフが運営する千葉県と埼玉県の87店舗を、順次「ローソン・スリーエフ」のダブルブランドに転換すると発表。他に13店舗、「スリーエフ」から「ローソン」に切り替えると発表。
ちなみに1974年広島市からスタートしたコンビニ「ポプラ」とも2014年に資本業務提携、共同運営本格化にむけて「ローソン・ポプラ」を展開をはじめている。
スリーエフはもともと千葉や神奈川に文教堂と共同店舗を展開していたが、ローソン。スリーエフとなったいまでも引きつづき充実した本の品数を販売している。
ファミリーマート
2010年に「am/pm」ジャパンと合併。
2016年、株式交換で合併していたサンクスとサークルKの新会社株式会社サークルKサンクスが、旧ファミリーマート(現在のユニー・ファミリーマートホールディングス)のCVS事業を吸収分割にて継承し、併せて、株式会社ファミリーマートに改称。
「ファミリーマート」「サークルK」「サンクス」間での商品の統合が完了。
ミニストップ
当時の「ジャスコ」現在の「イオン株式会社」の出資で始まった「ミニストップ株式会社」はイオンの連結子会社として現在に至る。
店舗数は2016年11月時点で5211店(国内2241店・国外2770店)の業界第4位。
デイリーヤマザキ・ニューヤマザキデイリーストア(ヤマザキデイリーストア)・ヤマザキショップ
もとのサンエブリーもデイリーヤマザキも山崎製パン株式会社とその子会社で運営していたので、形態やブランドが変わったものの母体は同じ。
総店舗数は1,571店で業界6位、うちデイリーヤマザキ1,232店、ニューヤマザキデイリーストア300店、ヤマザキデイリーストアー39店。
尚、「ヤマザキショップ」は山崎製パンとの契約による日本の小売店業態の店舗の名称。
まとめ
というわけで、自分的にはすっきりしました。
普段、コンビニを利用する際、とくに困ることはないですが、見えない業界裏ではさぞかし、いろんな苦労があるのでしょう。規模が拡大していけばいくほど、自重を支えきれなくなるといいますから大変ですよね。個人的に、目立たないけど「ミニストップ」が何気に単独で店舗数業界4位についているのは凄いなと思いました。
銀行もそうですが、合併や業務提携を繰り返した先に何が待っているのでしょう。今後の動きに注目です。
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