今日からさっそく炊いてみて!!土鍋で炊いたご飯はそれだけでごちそうだった!!

お米の善し悪しを決める条件はたくさんありますが、どんなお米でもその炊き方により、美味しくもなり、マズくもなりますよね。

我が家では以前、電気炊飯機を使っていましたが、その後圧力鍋で炊くようになり、今では毎回土鍋で炊くのが習慣となりました。

現代ではおそらく多くの家庭で、電気炊飯機を使っているかと思われますが私がそうだったように案外、ただなんとなく電気炊飯器を使っている家庭も少なくないのでは無いでしょうか。

そんな方はとにかく試しに1度、お手持ちの普通の土鍋で構いませんのでご飯を炊いてみてください。

改めてご飯のおいしさを実感できるでしょう。

今回はまだ土鍋の素晴らしさに気づかず、なんとなく電気炊飯器で炊く事をつづけている方に向けて、メリットと我が家の炊き方をご紹介してみます。








ご飯を圧力鍋で炊いてはいけない理由

昨今では、「ミニマリスト」という、最小限の持ち物で暮らそうとする人々が増えているようですが、動機は何であれ、大量生産、大量消費の時代はもう止めにするべきだと私も思います。

ただ私の場合はそういった理由というよりも、電気炊飯器の形、デザインが気に入るものがなく、どれを選んでもうちの狭くて古い台所には似合わなく、その上とにかく置き場所に困っていました。

そこで、これって本当に必要なものなのか?という疑問がでて、試しに鍋で炊いてみたのがきっかけでした。

最初は電気炊飯器も一応とっておいて、圧力鍋を使ってしばらくの間、お米を炊いていたのですが、そのうちにあることに気がつきました。

圧力鍋で炊いたご飯は時間が経つと味が落ちていき、1度冷凍保存したあと、レンジで温めなおした場合は特に不味くなることです。

その以前、電気炊飯器で炊いていた頃から、余ったご飯は冷凍庫で保存していたのですが、その時はそこまで、味が落ちる事はなかったので、原因は圧力鍋にあることは間違いないと思います。

とにかく、炊きたては良いのですが、冷やご飯になるととても固くなり、冷凍した後は尚さら粒の形はくずれ、べちゃっとしてしまいます。

その上、圧力鍋は高温高圧で一気に加熱することで、そもそも食べ物の大事な栄養素をも破壊しているそうです。

玄米を炊く場合は圧力鍋を推奨されている方も結構いますが、それは玄米が固いので浸水時間が短くても圧力鍋で高圧で炊く事により、短時間で柔らかく、もちもちした食感ができあがるからだと思います。

しかし玄米を炊くときには注意点がいくつかあるので、詳しくはこちらのページで書いています。

近頃ではマクロビオテック(食養)や健康のために、あえて白米ではなく玄米ご飯を食べる方も多いようです。 玄米ご飯(以下:玄米食)は精米さ...

それでも、ご飯向きの深めの土鍋がうちになかったため、しばらくは仕方なく圧力鍋を使っていた我が家でありました。

きっかけは一冊の本

長い間、お米について特別深く考えることもなく、普通にスーパーで適当に選んで購入してきた私ですが、

実は昔からお腹の調子を崩す事が多く、どうにかならないものかと考えていました。

体質のせいだから仕方ないとさえ思っていた時もありましたが、やっぱり食べ物が原因ではないかと疑うように変わりました。(今更ね)

自宅で使う食用油、調味料などを見直し、毎日習慣的に食べているお米についても選ぶようになり、玄米を購入し家庭用精米器で分搗き米に精米して炊くようになりました。

その頃、たまたま手にした本が

若杉友子の「一汁一菜」医者いらずの食養生活

という本です。

読んでみると、とにかく食の大切さ、現代の間違いだらけの食生活について気づかされるのですが、中でも私が共感できたのは、調理道具の選び方です。

若杉氏曰く「道具は土鍋と鉄のフライパンがベスト」だそうで、現代の有害物質が混ざった調理道具に警鐘を鳴らしています。

「フライパン選びで迷うのはもうおしまい!! 鉄製を選ぶべき理由」

土鍋の製作工程で使われるのは火と水と土。じっくりと火がまわり、遠赤外線効果でじんわりと熱が加わったお米はふんわりと炊けるのだそうです。

土鍋と言えば普通に冬にやる寄せ鍋などの料理にしか使わなかったのですが、なるほど案外なんでも普段から使うべき道具なんだなあと妙に納得し、普段の味噌汁を作るときも使うようになりました。

因みに味噌汁にはこんな土鍋が重宝しています。

不思議な物で土鍋を使うと、同じ料理がいつもより随分美味しく感じるのです。

土鍋でご飯の炊き方

そこでようやく浅い土鍋でお米を炊いたらどんなもんだろうと興味が沸き、手持ちのごく普通の浅い土鍋で本に書いてあるのを参考に試してみました。すると最初こそちょっと焦げ付かせましたが何度かやるうちに自分なりのベストな炊き方が分かってきます。

今ではかなり安定して美味しく炊けていますのでここにご紹介します。

参考までに、我が家で使っているのはこのような鍋です。

分搗き米3合の場合、

  1. お米を丁寧に洗う
  2. 夏場で1時間~冬場で一晩(水に浸ける時間はアバウトで大丈夫そうですが少なくとも1時間くらい浸けた方が固さが残らない。)、浸ける
  3. 米一合につき塩ひとつまみいれ(これは氏曰く、陰陽のバランスをとる為だそうですが入れなくても問題なさそう)、水は五分づきの場合で1.5倍くらいの量が基準として3分で多め、7分で少なめ。白米は1:1強位。
  4. 蓋をして、中~強火にかける
  5. おおよそ15分くらいで沸騰するので極弱火~弱火にして再び15~20分火にかける
  6. 15分で柔らかめ、20分で固めな感じです。弱火にして15分もすれば程よくカニ穴と呼ばれる穴がところどころできるはずなので火を止める。
  7. 火を止めてから15分位はそのまま蒸らす。
  8. しゃもじでご飯を切るように混ぜてできあがり。(混ぜないで冷めるまで放置するとそのまま固くなり、もったいないことになるので忘れずに。)
  9. おひつがあれば速やかに移し替えておくと美味しさが長持ちですね(我が家では土鍋のままでも1日くらいなら案外美味しさ維持してます)

時間と火加減は微妙に家庭によって環境が違いますからあくまでも目安としてください。

水の量も何度か試してみると分かってきます。最初は五分づきの場合で1.5倍くらいの量が基準。3分づきで多め、7分づきで少なめ。白米は1:1強位から試してみてください。

まとめ

ネット上で少し検索してみれば分かる事ですが、意外と最近では電気炊飯器を使わない、もしくは持っていない家庭も珍しくないようです。

我が家でもとうとう一応保管しておいた電気炊飯器は処分してしまいました。もう土鍋さえあれば使うメリットが何も見当たらないからです。

ただ、あくまでも私の考えですが、圧力鍋はどうもいかがなものかと思います。

使っている方の理由としてなんと言っても時間短縮のためだそうですが、少なくとも浸水時間はしっかり取った方が良いと思います。

それに土鍋でも浸水時間を除くとおよそ45分程度で食べられますから、時間的には炊飯器とほとんど変わりませんし慣れてしまうと特別面倒でもありません。

冷めたときのそのご飯を土鍋で炊いた物と1度比べてみれば分かると思いますがとにかく時間が経ってもおいしいのは土鍋です。それにお焦げが好きな方は土鍋ならではの楽しみも増えますね。(もちろんお焦げをつかなく炊く事もできる)

以上、知っている方は知っていると思いますが、まだって方は是非とも

今晩から、お手持ちの土鍋でご飯を炊いてみてください。







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