前回に引き続き自転車のルールについて書いていきます。
今回は他にも自転車に乗るなら是非とも知っておきたいルールを簡潔にまとめてみたいと思います。
目次
守られていない日本の自転車ルール
街中には自転車に乗る人々はたくさんいます。そしてその自転車の種類も様々です。
たくさんの人が様々な自転車を思い思いに乗っていては当然危険ですよね。ですから免許は要らなくとも自転車で公道を走る以上ルールを守らなくてはいけません。
しかし現状はどうでしょうか。 自転車に関しては規則を守る守らない以前にルールも知らずに乗っている人が大半ではないでしょうか?
NPO法人自転車活用推進協会によると、日本の自転車事故件数は他の先進国中、常に断トツにワースト1位だそうで、自転車が当たり前のように歩道を、しかも右も左も関係なく走っている国は他にはない、という事実をご存じでしょうか。
自転車という乗り物は本来、クルマに変えて乗ることで環境的にも経済的にも健康的にも優れている乗り物でこれからの時代、積極的に活用していこうと世界でも(特に欧州では)推奨されている乗り物です。
冗談ではなくそんな自転車推進国の人々からみると「日本の自転車はクレイジーだ」と笑われている面もあるそうですから、これは恥ずかしい話ですよね。
道路の整備状況と道路交通法がかみ合っていない面も多々ありますが、自転車に乗る人ひとりひとりの心がけも必要ではないかと私は思います。
と言うことで、最低限覚えておいて損はない警察の交通対策本部でも五箇条として取り扱っている自転車の基本ルールを見ていきましょう。
自転車安全利用五則
1.自転車は車道が原則、歩道は例外
鉄則ですが、これすら一般に知らない人が多いのではないでしょうか?歩道はあくまでも歩行者の為の道です。自転車は特例の条件に当てはまるときのみ「走る、のではなく通ることができる。」と解釈しましょう。
詳しくは前回の記事でまとめてあります。↓
http://ruppatiti-rupam.com/post-2406/
2.車道は左側を通行
右側を走るとどれだけ危険か、よく考えれば分かりますよね。次の交差点で右折したい時でも危険に変わりはないので止めましょう。どうしても右側を通りたいのなら、自転車から降りれば歩行者となりますからその間だけ押してあるけば良いと思います。
3.歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
「徐行」とは何かあった時に、すぐに止まれるスピードです。
4.安全ルールを守る
安全ルールとは
- 飲酒運転、二人乗り、並進の禁止
- 夜間はライトを点灯(昼間でもトンネルでは点灯)し、反射板は常に付ける
- 交差点での信号遵守と一時停止・安全確認
5.子どもはヘルメットを着用
この義務は、子どもにではなく、その保護者に対しての義務です。保護者が13歳未満の子どもに被せる義務。
しかし、重傷事故のほとんどは頭を強く打つ事によるものですから、大人も積極的に被るべきかと思います。
補足として:
夜間の前照灯は必須なわけですが、点滅するライトでは前照灯代わりとはならないのでしっかりと点灯する前照灯を付けましょう。
尚、色や明るさについては各県毎に道路交通規則とか道路交通法施行細則といった考案委員会規則で定められています。
最後に
いかがだったでしょうか?
いや~、正直私は調べるまで知らなかった事だらけでした。。
今後はしっかり、ルールを頭に入れて、子どもにも教えなきゃな、と思います。
まずは自分が安全運転の手本を見せないといけませんね。
最後に今回の記事は、
NPO法人自転車活用推進協会の疋田智氏、小林成基氏の著書「自転車道交法BOOK」を存分に参考とさせて頂きました。
非常に分かりやすく、自転車事情を教えてくれますので、ご興味ある方にはおすすめします。