【すぐ眠くなる方必見!!】血糖値が急上昇すると?眠気の理由はこれかもしれない。

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Photo by Hernan Sanchez on Unsplash

眠気に関する悩みは多いものです。

  • 最近やたらと眠い・・・。
  • 睡眠時間は取れているのになんだか眠い・・・。
  • ぼうっとして仕事や勉強に集中力が続かない・・・。
  • 昼食後は必ず眠くなる・・・。

などなど、日頃からこのような症状がある方は是非、その眠気の原因を考えてみてください。

今回は眠気の原因の1つである「食べ物」について、きっと誰にとっても役立つ情報をご紹介します。









眠気の原因

眠気の原因にはもちろんいくつもあると思います。
ちゃんと睡眠時間は取れているのに日中に眠けがひどい場合、「突発性過眠症」などと診断されることもあるようなので病院にかかった方が良いかも知れませんが、今回は案外見落としがちな原因である「食習慣」について、

すぐに役立つ情報と、おすすめの書籍をご紹介したいと思います。

で、いきなり結論ですが、ずばりあなたのいつもの眠気の原因は

糖質の取り過ぎ!!

かもしれません。

眠気と糖質の関係

私達が眠気の原因を考える時、たいていは「睡眠不足」や「疲れ」が真っ先に思いつくと思います。
しかし今回紹介する書籍の著者、医学博士の牧田善二氏によれば、身体の不調の原因の9割は「血糖値」にある、と断言しています。

私達現代人はあまりにも恵まれた食事環境にあるため、知らず知らず「糖質中毒」といえるほど、糖質を多く取り過ぎているようです。

人体のメカニズムに沿って必要な食事を考えると、糖質というのは極めて身体に悪い影響をあたえるようです。

その影響の1つに「血糖値スパイク」と言われるものがあります。

血糖値スパイク

そもそも私達の空腹時の血糖値は80~90(mg/dl)前後が望ましいですが食事をとれば当然血糖値は上がります。

著者がこの本の中でも強く訴えているのはこの時の血糖値の上がり下がりの振れ幅です。

通常のご飯やパンを含んだ食事をとると約1時間後に血糖値は120くらいまで上がります。
そしてまたゆっくりと下がります。これが普通の状態です。

この時、体の中では次のようなことが起きています。

  1. 糖質を摂り、血糖値が上がる
  2. セロトニンやドーパミンと言った気分が高揚する脳内物質が分泌される
  3. 血糖値が急に上がったことに反応して膵臓からインスリンというホルモンが放出される
  4. 血糖値が元の値まで下がる

ところが私達現代人は食生活が極めて乱れている上、糖質過多な食べ物を際限なく食べているのです。
この糖質の吸収の仕方によって膵臓は敏感に反応し、何とか血糖値を正常に戻すため、大量のインスリンを出してしまいますから、急上昇すればするほど急下降し、一気に気分が沈んでしまいます。
ケーキや甘いお菓子はもちろんですが、知らず知らずのうちに糖質が過剰に含まれている食物を私達はありがたくせっせと摂取している可能性があるのです。

この時、体で起きているのは

  1. 糖質を摂り過ぎると、急激に血糖値が上がる
  2. セロトニンやドーパミンと言った気分が高揚する脳内物質が一気に分泌される
  3. 血糖値が急に上がったことに反応して膵臓からインスリンというホルモンが大量に放出される
  4. 血糖値が元の値を通り越し低血糖状態になる

高血糖から急に低血糖状態に下がれば、私達はまた甘いものなどで刺激を得ようとし、再びこれを繰り返してしまいます。

甘いものを食べるとテンションが上がるのはよく言われていることですが、実はそれはほんの一時的なことで、そのせいでハイな気分は一転、イライラや集中力の欠如、さらには眠気に襲われるなどの不快症状が現われます。

ですから私達は普段から口にするものに対してもっとよく注意を向けるべきなのですね。

加工食品にはその成分などが表示されていますが、多くの方はチェックしていても「脂質」や「カロリー」ばかりに目を向けているかもしれません。
でも実はもっとも注意すべきは「炭水化物」と表示されている部分、これこそがほぼ糖質を表す表示です。
 必ずしも「糖質」と表示しなくても良い事になっているので極めて見逃しやすくなっているのが実体です。

最も血糖値スパイクがおきるもの

砂糖が使われている食べ物はもちろん気をつけるべきですがもっとも血糖値スパイクがおきるもの。それは

缶コーヒーなどの清涼飲料水だそうです。

液体に砂糖を溶かして摂取することは縄文時代からさほど変わっていない私達の消化システムにとって、とても想定外の出来事なのだそうです。
食べ物をよく噛んで食べる事は内臓の働きにとってとても重要な事ですが、最悪なのは空腹時に甘い缶コーヒーやコーラ、ジュース、スポーツドリンクなど、砂糖や果糖、異性化糖(果糖ブドウ糖液糖の類い)が溶かされた飲み物を一気に飲むことです。
こういうことって結構やっている方は多いのではないでしょうか?

特にスポーツ飲料は一般的に汗をかいたときなどに飲むと良いと言われていますが、そこにふくまれる糖質を考えれば、飲料メーカーの商戦略にまどわされていることに気がつかされるでしょう。
異性化糖についてはこちらの記事でまとめてみました。

血糖値スパイクで得るもの

急激な血糖値上昇を繰り返していて得られるものは眠気の他にもイライラ、集中力欠如、吐き気などがあります。
今回のオススメ本を読んでいて、私はかなり思い当たる節があったので素直に、書いてあることを実践してみたところ、日々の生活の中で食事の取り方にパフォーマンスを下げる要因があることを感じました。

是非とも糖質の取り過ぎには気をつけなければいけない!!と気付かされる本です。
少し著者の主観が強すぎる部分やメカニズムの説明が乏しい部分もありますが、ほかにも現代人の間違った食生活を生科学にもとづいてたくさん指摘していますので、さらっと読める健康本として、私の様な知識の乏しい素人には大いに参考になりました。
気になる方はチェックしてみてください。

医者が教える食事術

外部リンク:https://www.amazon.co.jp/

今回のポイントまとめ

  • 現代人は知らず知らず糖質中毒になっている
  • 特に急激な血糖値の上昇を避けるべき
  • 慢性的に低血糖状態がおきると、眠気などの症状が現われる
  • 「砂糖」はもちろん、「炭水化物」と表示されていれば≒糖質
  • 砂糖など糖質が溶かされた飲み物は最も危険!!









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