皆既日食と金環日食とスーパームーンの関係

2,017年12月3日(正確には4日)の夜、月が年内で一番地球に接近したタイミングの満月だったので、とても大きく見えました。

一般にこういう現象をスーパームーンと呼んでいます。

http://ruppatiti-rupam.com/1349.html

学術的な定義はないようで、占星術の世界では

軌道中で地球に最接近(90%以内)した新月または満月。即ち、地球と月と太陽が直線上に並び、月が地球に最も接近した状態

と、1,979年に占星術師のRichard Nolle(リチャード・ノール)氏が定義したそうです。

天文学界では代わりに“perigee-syzygy”(近点惑星直列)“perigee full/new moon”(近点満月/新月)という言葉が使われているそうで、平たく言えば「近点」では月が地球に最接近し「惑星直列」で地球、月、太陽が一列に配置した状態を意味するようですがこちらを正しく理解するには結構難しそうです。

2018年1月2日のスーパームーン

12月3日は予備知識も何もなく、こどもと保育園の帰り道に見かけたスーパームーン。

なんだかいつもより大きな月だねぇ、と眺めていただけに終わりましたが、正月の2日に、また再び見られるとの事。

今度はしっかりカメラに収めたいと思い、今から手ぐすね引いて待ってるわけです。

天気予報では今のところ、晴れマーク。かなりいい傾向です。

ところで、この「月」について、今まで考えたこともなかった私ですが、一般常識として、皆さんどこまで知っているでしょうか?

例えば、「皆既日食」なんて言葉は聞いたことありますよね。

それから「金環日食」なんてのも、時々聞きます。

そんなの今更、聞くまでもないでしょ!って言われたらそれまでですが、敢えてここで、極簡単に確認しておこうと思います。


皆既日食

月と太陽は地球上から見るとほとんど同じくらいの大きさに見えるものですが、地球の周りをまわる月の軌道は楕円形。

地球が太陽の周りをまわる公転軌道も楕円形ですから、地球からみる太陽と月のそれぞれの大きさは常に変動しています。

そして、そもそも日食とは地球から見た太陽が手前を通った月に覆われている状態で、その見え方は様々です。

太陽が少しかけて見えたり、ほとんどが隠れてしまうこともあります。

その様々な状態な見え方の中でも、とりわけ、見応えがあるのが太陽より月が大きく見えるとき、太陽が全て覆われてしまう日食です。

これがいわゆる皆既日食と呼ばれる現象です。

金環日食

皆既日食が分かれば金環日食も察しがつきますね。

そうです。月よりも太陽の方が大きく見える状況で、尚且つ地球上から見て、月と太陽が丁度ぴったり重なったとき、それはあたかも金の輪のように見えるのです。

その現象を金環日食と呼びます。


恥ずかしながら、月や太陽の動き方をはじめ天体の知識を持ち合わせていない私ですので、ここで基本的な事を調べてみたのですが、いやはや天体って奥がとても深いものです。

つまりスーパームーンの場合、太陽と月が重なるわけではないですが、月が地球に最も近づいたとき、離れているときに比べ、月の大きさは14%大きく、明るさは30%も明るくみえる現象をそう呼んでいるわけですね。

次の皆既日食は「2030年6月1日 北海道」

最後に

日食の場合、スーパームーンのように頻繁に見られる物ではないのですね。今、分かる範囲では次は2,030年6月1日に北海道で見られるようです。金環日食ともなると2041年10月24日、日本列島中部で見られるそうです。

私、いくつになっているのでしょう。ちょっと先すぎて考えたくないです。

と言うことで、今回もまた最後まで読んで頂きありがとうございました。

追記:

日食は実は一年に2回は起きていて、多いときは5回もあるそうです。しかしそれは限られた地域でしか見ることができないため、あくまでも日本で次に、見られる皆既日蝕が2030年6月1日 北海道と言うことですので、誤解のないようご注意ください。

2018年1月31日と7月28日は皆既月食が見られる

そして、日食よりも頻度が少ないのが月食。

これは地球が太陽と月の間に位置したときに、地球の影が月にかかることで、月が欠けて見える現象で、1年に2度あるかないかの頻度です。

しかし日食より少ないながらも、月が見える状況であれば、地球上のどこからでも見ることができますので、2018年には1月31日と、7月28日に月が出てさえいれば見ることができるようです。

追記2:スーパームーンを撮りました

スーパームーンを撮りましたって言っても大したあれではないんですが、

本日1月2日は晴天でしたので、よく見えました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ど素人撮影のためピントが、

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

これも微妙ですが、まあ普段の満月より大きく、明るい月でした。

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