私は以前から「田舎暮らし」に興味があり、田舎暮らし用物件を扱ったサイト等を眺めては自分が住んでみた場合を妄想していたりします。
東京近郊でありながら田園風景が広がる地域を探してみると関東では圧倒的に千葉に理想の物件が多いのが分かります。
しかも、都市部に比べると驚くほど地価が低いところも、現実的な移住願望をそそるところです。
そこでいつも気になる、というか困るのが、千葉の地名、読むのが難しい。いや、読めない地名がとにかく多いんです。
県民の方はだいたい読めるのでしょうか? 普段あまり目にすることのない漢字もよく使われています。
そこで、今回は千葉県の地名の呼び方。まとめてみました。
千葉の由来
日本で奈良時代から明治初期まで使われた地方行政区分である「律令国」では千葉県の全域及び東京、茨城の一部を「総国(ふさのくに)」と呼んでいました。
「総(ふさ)の国」の「総」とは「麻」を意味し、平安時代、麻を育てたらとても良く育った事からつけられたそうです。
これが、なぜ「千葉」となったのでしょうか?
実は説はいくつかあるのですが、はっきりとは分かっていないようです。
でも一番有力な説では、多くの葉が生い茂っている様をもともと「千葉(ちば)」と言っていて、景観がまさに「千葉」であったことからそのまま名づけられた説です。
他にも「茅(ちがや)」が生い茂る土地だったことから「茅生(ちぶ)」とよばれ、転じて「ちば」となった説などもありますが、いづれにしても農の充実した景観から来ているようですね。
千葉の難読市町名
市と町の名前から読みずらい、読めない地名
市・町 | 読み方 |
---|---|
我孫子市 | あびこし |
八街市 | やちまたし |
匝瑳市 | そうさし |
(印旛郡)酒々井町 | (いんばぐん)しすいまち |
(香取郡)神崎町 | (かとりぐん)こうざきまち |
(香取郡)東庄町 | (かとりぐん)とうのしょうまち |
(長生郡)長柄町 | (ちょうせいぐん)ながらまち |
(安房郡)鋸南町 | (あわぐん)きょなんまち |
まだ序の口ですが市町名からして読みずらいですね。
続いて千葉市の地名です
区 | 地名 | 読み方 |
---|---|---|
緑区 | 小食土町 | やさしどちょう |
緑区 | 誉田町 | ほんだちょう |
中央区 | 生実町 | おゆみちょう |
中央区 | 登戸 | のぶと |
花見川区 | 犢橋町 | こてはしちょう |
花見川区 | 千種町 | ちぐさちょう |
若葉区 | 愛生町 | あいおいちょう |
美浜区 | 真砂 | まさご |
船橋市 | 行行林 | おどろばやし |
船橋市 | 飯山満 | はさま |
さらに一気に、全く読めない地名
市 | 地名 | 読み方 |
---|---|---|
野田市 | 筵打 | むしろうち |
野田市関宿町 | 次木 | なみき |
我孫子市 | 日秀 | ひびり |
我孫子市 | 都部 | いちぶ |
我孫子市 | 中峠 | なかびょう |
我孫子市 | 八街 | やちまた |
我孫子市 | 岡発戸 | おかぼっと |
我孫子市 | 下ヶ戸 | さげと |
松戸市 | 主水新田 | もんとしんでん |
松戸市 | 幸田 | こうで |
松戸市 | 三ヶ月 | みこぜ |
松戸市 | 上総内 | かずさうち |
香取市 | 笄島 | こうがいじま |
香取市 | 石納 | こくのう |
香取市 | 鴇崎 | ときざき |
香取市 | 丁子 | ようろご |
八日市場市 | 城下 | ねごや |
八日市場市 | 生尾 | おいお |
八日市場市 | 登戸 | のぶと |
八日市場市 | 新 | しむら |
印西市 | 木下 | きおろし |
印西市 | 草深 | そうぶけ |
成田市 | 大生 | おお |
成田市 | 松崎 | まんざき |
習志野市 | 実籾 | みもみ |
市 | 地名 | 読み方 |
---|---|---|
流山市 | 大畔 | おおぐろ |
流山市 | 鰭ヶ崎 | ひれがさき |
白井市 | 神々廻 | ししば |
市川市 | 北方町 | ぼっけまち |
市川市 | 菅野 | すがの |
市川市 | 稲荷木 | とうかぎ |
佐倉市 | 生谷 | おぶかい |
佐倉市 | 神門 | ごうど |
佐倉市 | 先崎 | まっさき |
佐倉市 | 畔田 | あぜた |
佐倉市 | 鏑木町 | かぶらぎまち |
佐倉市 | 中尾余町 | なかびょうまち |
佐倉市 | 弥勒町 | みろくまち |
銚子市 | 海鹿島町 | あしかじまちょう |
東金市 | 大豆谷 | まめざく |
東金市 | 求名 | ぐみょう |
東金市 | 粟生飛地 | あおとびち |
茂原市 | 粟生野 | あおの |
袖ケ浦市 | 百目木 | どうめき |
柏市 | 十余二 | とよふた |
柏市 | 呼塚 | よばつか |
郡・市 | 地名 | 読み方 |
---|---|---|
印旛郡 | 猿楽場 | さかくば |
印旛郡 | 大廻 | おおば |
印旛郡 | 師戸 | もろと |
印旛郡 | 本埜 | もとの |
印旛郡 | 安食卜杭 | あじきぼっくい |
印旛郡 | 将監 | しょうげん |
山武郡 | 粟生飛地 | あおとびち |
山武郡 | 荒生 | あらおい |
山武郡 | 喰新田 | とりはみしんでん |
長生郡 | 鴇谷 | とうや |
長生群 | 刑部 | おさかべ |
長生群 | 国府里 | こうり |
長生群 | 東浪見 | とらみ |
夷隅郡 | 百鉾 | もふく |
夷隅郡 | 新丁 | しんまち |
夷隅郡 | 田丁 | たまち |
夷隅郡 | 行川 | なめがわ |
香取市 | 堀籠 | ほうめ |
香取市 | 大角 | おおとがり |
香取市 | 桐谷 | きりざく |
香取市 | 臼作 | うすくり |
香取市 | 神生 | かんのう |
香取市 | 鏑木 | かぶらき |
香取市 | 青馬 | おおま |
匝瑳市 | 篠本 | ささもと |
匝瑳市 | 虫生 | むしょう |
匝瑳市 | 栢田 | かやだ |
市・郡 | 地名 | 読み方 |
---|---|---|
木更津市 | 畔戸 | くろと |
木更津市 | 祇園 | ぎおん |
木更津市 | 菅生 | すごう |
市原市 | 海士有木 | あまありき |
市原市 | 飯給 | いたぶ |
市原市 | 不入斗 | いりやまず |
市原市 | 廿五里 | ついへいじ |
市原市 | 大厩 | おおまや |
市原市 | 櫃挾 | ひつば |
市原市 | 新生 | あらおい |
市原市 | 栢橋 | かやはし |
市原市 | 玉前 | たまさき |
市原市 | 千種 | ちぐさ |
市原市 | 分目 | わんめ |
富津市 | 不入斗 | いりやまず |
富津市 | 萩生 | はぎう |
鴨川市 | 北風原 | ならいはら |
鴨川市 | 貝渚 | かいすか |
鴨川市 | 横渚 | よこすか |
勝浦市 | 新官 | しんが |
勝浦市 | 墨名 | とな |
勝浦市 | 部原 | へばら |
安房郡 | 丹生 | にゅう |
安房郡 | 宮谷 | みやのやつ |
安房郡 | 大帷子 | おおかたびら |
安房郡 | 白渚 | しらすか |
安房郡 | 四方木 | よもぎ |
安房郡 | 磑森 | するすもり |
難読地名の主な理由
千葉に限らずですが全国には多くの難読地名があります。
この理由の1つとして考えられるのはその昔、時は奈良時代の西暦713年、遣唐使が盛んだった頃に発せられた好字令(こうじれい)があります。
当時の先進国であった中国では地名には大抵、漢字二文字、それも縁起の良い感じを用いていました。
善し悪しはともかく何でも海外文化に敏感な私達の先祖もそういうことでそれまで使っていた旧国名、郡名、郷名を中心に半ば強引に漢字二文字表記に変えることとなりました。
その際に読み自体が変わっている地名も多くあります。
結局現在ではもちろん全て2文字なわけではありませんが、長い年月の間に再度変化したりして、当字や不自然な読み方の地名が残ってしまった。というのが現状では無いでしょうか?
考えて見れば漢字自体中国の文字ですから無理も無い話かも知れませんね。
まとめ
いかがでしたか?
千葉の難読地名、私は、ほとんど読めませんでした。。
千葉に限らずですが地名って地元の人しか読めないんじゃ無いかな?と思うものばかりですよね。
それはそれで面白いと言えばおもしろいのですが。
では今回はこの辺で。
最後まで読んで頂きありがとうございました。