私達が毎日食べている加工食品には様々な添加物が含まれていますよね。
それらの添加物についての意見もまた様々にありすぎて、一般消費者の知識ではいったい誰の言うことを信じれば良いのか分からない状態ともいえる現状ですが、ここで今一度、添加物の脅威について考えてみようと思います。
目次
食品添加物協会及び厚生省を信用してはいけない現状
日本食品添加物協会曰わく、
「食品添加物はその有効性と必要性がある」ことはもちろん、「その食品添加物自体が良い品質でなければならない。」
さらには、
それでいて過剰摂取はいくら良い品質でも健康に好ましくないので、「使用できる食品の種類と使用量を規制して、健康を損なうことのないようにすることが必要。」
と言っていますが、本当に食品添加物が私達の健康を損なう原因にはなっていない、のでしょうか?
消費者のひとりとして、私は100%は信用できないと思っています。
いくら厳しい毒性試験を行っているといっても、長期的な人体実験をしているわけではありませんし、実際には試験の結果、この数年間だけみても、それまで認められていた物質が突然、指定削除され、使われなくなっている物質もあるのですから、今使用されている物質が今後、危険物質とされる可能性だってあるのです。
さらには日本では認められていても諸外国ではこれも試験の元、完全に禁止されている物質もありますから、すべて業界に任せて信用してはいけないと思います。
それに、加工食品それぞれに含まれる量が微量だから人体に影響ないとされていても、毎日毎日、毎食のように複数の添加物を合わせて食べていたらどうなるのでしょうか?
今、まさに私達一般消費者がモルモットとなって実験されているようなものではないでしょうか?
そして、今私達日本人の2人に1人が癌にかかり、3人に1人が癌で死亡しているという不自然な事実が関係ないとは到底思えませんね。
「癌は、遺伝子が傷つくことによって起こる病気です。」
これははっきりと国立がん研究センターによる癌の説明文にある1行です。
そして、遺伝子を傷つけることができる物質といえば何でしょうか?化学物質に他ならないでしょう。
昔の様に自然にある食べ物だけ摂取していた時代には、今の様な癌の症状はほとんど無かったのですから、合成添加物が原因ということはほぼ明らかだと思います。
環境汚染や生活習慣も間接的には関係あるかも知れませんが、それよりも、私達が毎日摂取している食事。それに含まれる添加物を極力避けることが重要ではないでしょうか?
そもそも食品業界は商品をたくさん売ることが優先です。
これは食品業界に限ったことではありませんが、資本主義社会である以上、経済がまわらなくては国が治まらないのも事実でしょう。
そういった現状の中で、私達一般消費者は決して食品添加物協会のいうことをまともに信じてはいけないのです。なぜなら日本食品添加物協会とは
日本国内で食品添加物を製造、輸入、販売、使用する企業及び団体によって構成される組織
だからです。
そして、食品添加物の使用を認めている厚生労働省もまた国の機関ですからやはり経済の状態を無視できない立場にあります。
だから私達消費者は、食べるものを自分自身で選ぶ必要があるのです。
私達は知らず知らずのうちに
本来、人間が生きてく上で必要なはずもない物質を体内に摂取し、それだけ寿命を縮めている
と、私は考える事にします。
まずは着色料として使われている黄色四号を主犯としたタール色素を避けるべし
そこで、完全に避けるのは難しくてもとりあえず、自分の目でよく原材料表示欄を確認し、これだけは避けてみようと思える添加物をいくつか挙げていこうと思うのですが、今回は着色料で使われるタール色素についてです。
まず避けたいのは「黄色4号」という、あたかも消費者を惑わせるような名前の合成着色料です。文字だけ見れば全く危機感を感じさせませんよね。
もともと「アニリン」という物質を介して石炭から取り出されていたタール色素ですがこの黄色四号もその一種。
「タール」と言う名はコークス炉で石炭を乾留すると副生成物として得られるコールタールからきていますが、現在では主に石油からつくられるようになったようです。
石炭にしても石油にしても人が口にできるものではないことは言うまでもありません。いくら「ごく微量だから人体に影響ない」と言われてもです。
よせばいいのに1865年にイギリスのパーキンという科学者がタール色素の合成に成功して以来、当然のように、各国で問題になってきました。
日本では1937年に大阪大学でタール色素の動物実験で肝臓ガンの発生を認めました。
それでもなぜかタール色素は使用され続けていますが、日本で使用が許可されているタール色素は1964年時点では24種類あったのが、今現在12種類に減っています。
これはつまり、今後も禁止されていく可能性があるものが今もなお使われているという見方もできるのです。
アレルギーと黄色4号の関係
タール色素は発がん性だけの問題ではありません。他にもアレルギーの報告や脳への影響も疑われています。
黄色4号はとくにじんましん、喘息、鼻づまり、目の充血などの報告があるようですが、特に反応がでるまでに1時間もかからないこともあるようです。
普段何気なく食べている福神漬けやお菓子、たくあん、紅ショウガ、梅干し、ジャムなどもそうですし、子ども向けのお菓子にも躊躇無く使われているのですから、もう訳がわかりません。 企業はただ消費者の目を引きつけて大量に売れることしか考えていないのがよくわかります。
私達は自ら、鮮やかすぎる加工食品にもっと警戒心を持つべきなのでしょう。
アゾ系色素と呼ばれる黄色4号には同じ構造式を持つ仲間があります。黄色5号、赤色2号、赤色102号がそれにあたります。
近年、子どものみならず、大人でもアレルギーの発症率は増えているそうですがこれは一体どうしてなのか?
原因となるアレルゲンを調べていくと一説には成人の9割、生まれてから3ヶ月検診での発見では100%が食べ物だそうです。
今では生後1ヶ月で離乳している子もいるほど乳離れが早くなり、アレルギーを防ぐ役割もある母乳が摂れなくなればその赤ちゃんは免疫力の乏しい体に育つのは明白ですね。
ただし、乳離れが遅くても、最近では母親の食生活の悪化によってその母乳自体がいまいち力を発揮していないことも多いようです。
それだけ、母親の食生活にもかかっているのですが、添加物や動物性タンパク質、過酸化脂質、乳製品の取り過ぎにより、「母乳アトピー児」と呼ばれるこどもも増えるという結果です。
是非とも原因の一つとしてはっきりしている「黄色4号」をはじめとしたタール色素に留意してください。
北欧諸国ではタール色素は全て禁止という事実
アレルギー問題は明らかな上、食品に加える必要性が全くない物質ですから、ノルウェーやスウェーデンではすでに黄色4号に限らず、タール色素のすべての使用は禁止されているようです。
この事実もしっかり考慮すべきところですね。
また、1975年ころ、アメリカで社会問題となったのがH-LD症候群(Hiper Learning Disability)。
感情の起伏をコントロールできずに集中力を欠き、粗暴な行いをする子どもが急増し、上院でも取り上げられることとなったようです。
いわゆる「切れる子ども」が増えているのはアメリカに限らず先進国ではさまざまな実験が行われ、原因究明に動きました。
その結果、最も有力な影響力があったのが、何を隠そうこのタール色素である「黄色4号」だったのです。
脳に影響するタール色素。その根拠とは?
なぜH-LDが起きるのか?
その根拠は、メチルニトロソ要素という有害物質にありました。
本来私達人間は理性を育てて脳の前頭葉の部分で行動の善し悪しや感情をコントロールしています。
人間の血管にはその前頭葉に有害物質がまわらないように血管途中に脳血液中関門というものが存在しています。
メチルニトロソ要素はそこを難なく通り抜けてしまうため、前頭葉に入り込みその機能を鈍くさせてしまうようです。
そのため、理性がまだ発達途中の子ども達はとくに粗暴な行動をとってしまうようになるというわけです。
消化作用を抑え込むタール色素
タール色素の悪害はまだあるようです。
タール色素は他に食べたものと混ざると消化酵素の活性を鈍らせ、消化作用の働きが悪くなってしまうのです。
つまり、せっかく栄養豊富なものを摂取しても、タール色素が一緒に混じっているとその栄養分でさえ補給の妨げになると言うことです。
この悪害は複数のタール色素が混ざっているとなおさらだそうで、とくにアゾ系色素である「赤色102号」が入っているとさらにその影響は大きいようです。
アゾ系のグループ以外でも覚えていた方が良いのがキサンテン系のタール色素。
蒲鉾、サクランボ、焼き菓子に使われることが多いようですが、「赤色3号」、「赤色104号」、「赤色102号」がそれです。
とくに「赤色104号」については他にも、国立遺伝子研究所の黒田行昭さんが実験した結果によれば、「ひとの胎児の培養細胞に突然変異を起こす」といいます。
これはただごとではありませんよね。 厚生省はそれでもまだ使用を許可しているようですが。
まとめ
今回はタール色素について疑わしい点を挙げてみましたが、結局のところ、今現在食品添加物として使用を認められているのですから私のような素人の一般消費者にできることはひとつです。
気になるなら買わないこと。
私はあくまでも個人的に、「避けておきたい添加物リスト」として挙げておくことにします。このリストはこれから調べていくものを随時追加していこうと思います。
私が避けておきたい添加物リスト(整理中)↓
私もそうですが、原材料表示を見ても結局何を避ければ良いのかわからないって方は多いと思います。
自分なりにできるだけ避けるべき添加物をまとめて把握しておくことで、今後の健康寿命に大きく影響するように感じています。